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吉田松陰と時代背景1 [時代背景]

吉田松陰と聞くと日本人としてまず思い浮かぶのが「松下村塾」ですね。





そして吉田松陰に対する深い知識がないにも関わらず、吉田松陰に対して
悪い印象や感情を持つ人が極端に少ないのも事実です。




よくわからないけれど「尊敬できる人」という気持ちが大勢の方に共通
している感覚だと思います。




その根拠として幕末の勤王志士達を感化し、明治という新しい時代を開く
にあたって、その出発点としての教育を行った・・・という事実とかも
関係しているのは確かです。





事情がどうであれペリー来航以前からヨーロッパ列強によるアジア進出が
進み、このままではいずれ日本も列強による属国となるやも知れぬという
恐怖を伴った危機感をいち早く覚えたひとりが吉田松陰でした。

Yoshida_Shoin2.jpg
引用 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/83/Yoshida_Shoin2.jpg


ご存知のように江戸時代は鎖国の時代でした。
日本人の海外渡航は禁止されていました。
同様に在外日本人の帰国も禁止されていました。
また、対外貿易は例外的に長崎の出島で、オランダと中国のみを相手に
許可されていました。




逼塞感(ひっそくかん)はあるにせよ徳川幕府体制の下で太平の世が約
300年間続いてきたわけです。




それがペリーによる強行外交に屈する幕府を目の当たりにした時、恐怖を
伴った危機感は一気に幕府に対する不信感へと増幅していきます。




こうして倒幕⇒明治維新へと時代は大きくうねり始めるのです。




そういった時代背景が崩れていく時代に登場してきたのが吉田松陰です。


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